GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、2026年8月4日、セキュリティブログにて「Windowsの未文書仕様を自律型AIエージェントで解析する - セキュリティ研究者の頭脳を再現する試み」を公開しました。
執筆は、AI基盤「AIホワイトハッカー byGMO」の開発にも携わるオフェンシブセキュリティ部 高度診断課の松本 一真です。
著名なセキュリティ研究者が未知の問題を見つけるまでの思考過程を分解し、それを自律型AIエージェントで再現する試みについて、ワークフローの設計思想を解説しています。2026年6月の1ヶ月間に41件の研究対象を分析し、5件をMicrosoft Security Response Center(MSRC)へ報告しました。
記事の後半では、Windowsの構成プロビジョニングエンジンの挙動をケーススタディとして取り上げています。当初想定した「標準ユーザーからの権限昇格」は、検証した4環境すべてで成立しないことを実測で確認しており、実証できた影響は管理者からSYSTEMへの昇格にとどまります。
なお、記事内で扱う挙動はMSRCへ報告済みですが、Microsoftのサービス提供基準上はセキュリティ境界を越える事象とはみなされず、修正対象とはならないとの回答を受けています。記事の公開についても事前にMicrosoftへ連絡し、承諾を得ています。
当社は、AI基盤「AIホワイトハッカー byGMO」から生まれる研究成果やサービスを、シリーズとして順次公開してまいります。