GMOサイバーセキュリティ byイエラエが「Japan Space ISAC」にサイバーセキュリティ事業者として初加盟

2025.12.12
お知らせ

025年11月1日、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 は、「Japan Space ISAC(※1)」 に加盟しました。

(※1)ISAC(アイザック)とは、Information Sharing and Analysis Center(情報共有分析センター)の略で、金融・電力・交通・医療など特定の業界がサイバーセキュリティに関する脅威情報やインシデント情報を共有・分析し、業界全体のセキュリティレベル向上を目指す組織です。

宇宙産業の成長とセキュリティの重要性

世界の宇宙産業市場は現在約54兆円規模で、2040年には140兆円規模に達すると予測されています(Morgan Stanley試算)。日本国内でも市場規模は約4兆円で、政府は2030年代前半に倍増(約8兆円)を目指しています。
さらに、小型衛星市場は世界的に急成長しており、2033年までに約2,532億米ドル規模、年平均成長率12.45%と見込まれています。日本市場も2033年までに年平均8.5%成長し、約6億8,510万米ドルに達する予測です。

この成長を支えるのは、低コスト化を実現する再利用型ロケットや、通信・観測・防災など多様な用途に対応する小型衛星群(メガコンステレーション)の普及です。一方で、宇宙システムは地上ネットワークと密接に連携しており、サイバー攻撃によるリスクは深刻化しています。安全な宇宙利用のためには、業界横断的な情報共有とセキュリティ対策が不可欠です。

参考:

Morgan Stanley「Space: Investing in the Final Frontier」(2017年10月):Morgan Stanleyレポート内容まとめ(日本語引用)
https://note.com/nagaoma13/n/n4e01b1b4300c

World Economic Forum「How Japan will remain a star player in the space sector」(2024年12月)
https://www.weforum.org/stories/2024/12/space-industry-japan-growth/

IMARCグループ「Japan Small Satellite Market Report 2025‑2033」(2024年12月出版)
https://www.gii.co.jp/report/imarc1609652-japan-small-satellite-market-report-by-component.html

加盟の背景と目的

上記のとおり、急速に拡大しており宇宙産業において、人工衛星や地上局を狙ったサイバー攻撃リスクも増加しています。当社は、宇宙関連システムのセキュリティ評価や防御手法の確立を目指し、ISACを通じて業界全体の安全性向上に貢献します。

Japan Space ISACにおける当社の主な活動は以下の通りです。

  • 脅威情報の共有・分析:宇宙分野に特化したサイバー脅威インテリジェンスの収集・共有
  • 研究開発:宇宙システムのセキュリティ強化に資する技術開発

GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、ISAC加盟を契機に、国内外のパートナーと連携し、安心・安全な宇宙利用を支えるための宇宙産業におけるセキュリティ評価・防御技術の研究開発を加速します。

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