株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規、以下 MUFG)の連結子会社である株式会社三菱 UFJ 銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一、以下 三菱 UFJ 銀行)、GMO インターネットグループ株式会社(代表取締役グループ代表 熊谷 正寿、以下 GMO インターネットグループ)、GMO インターネットグループのサイバーセキュリティ分野のグループ会社である GMO サイバーセキュリティ by イエラエ株式会社(代表取締役社長 牧田 誠、以下 GMO サイバーセキュリティ by イエラエ)は、サイバーセキュリティ分野のサービス提供を目的とした合弁会社の設立に向け、今般、合弁契約を締結いたしました。なお、今後、2026 年 1 月を目途に合弁会社の設立・サービス提供の開始を予定しております。

1.合弁会社設立に至った背景
日本国内におけるサイバーセキュリティ環境の整備は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展や生成AIの発展等に伴い、重要な社会課題となっており、官民を挙げた包括的な対策の強化が求められています。このような環境において、サイバーセキュリティ対策は企業にとって重要な経営課題となっており、自社の対策に加えて、グループ会社やサプライチェーン全体の高度化等、ニーズも多様化しています。
上記のような企業を取り巻くサイバーセキュリティ環境を踏まえて、MUFG・三菱UFJ銀行とGMOインターネットグループ・GMOサイバーセキュリティ byイエラエが一層協働することで、各社が有する特長を活かし合い、顧客企業のニーズに適切に応える体制を構築してまいります。
2.戦略的意義
MUFGは、中期経営計画の3本柱の一つとして「社会課題の解決」を掲げており、三菱UFJ銀行では、顧客企業の様々な経営課題に対するソリューションの拡充を図っています。そのような中、社会課題であるサイバーセキュリティ領域に対し、安心・安全な未来の実現に責任ある形で向き合うことで、MUFGのパーパスである「世界が進むチカラになる。」の実現を目指してまいります。
GMOインターネットグループは「すべての人にインターネット」を掲げ、セキュリティ事業では「SSL・暗号セキュリティ」「サイバーセキュリティ」「ブランドセキュリティ」を展開しています。2025年に「すべての人に安心な未来を」のもと「ネットのセキュリティもGMO」プロジェクトを開始し、その中でGMOサイバーセキュリティ byイエラエはサイバーセキュリティ事業を牽引する存在です。
幅広い顧客基盤を持つ三菱UFJ銀行と、インターネットインフラ事業を中心とした約120社のグループ会社を擁するGMOインターネットグループ、そして、サイバーセキュリティ分野を担うGMOサイバーセキュリティ byイエラエが協働することで、安心・安全な未来の実現を目指してまいります。
3.合弁会社の概要
(1)事業概要
三菱UFJ銀行とGMOインターネットグループ・GMOサイバーセキュリティ byイエラエにより、以下のような企業向けのサイバーセキュリティ対策支援を行います。
・大企業・中堅企業向けのコンサルティング・診断・教育等を中心としたサイバーセキュリティソリューションの提供
・中小企業向けの簡易診断等のサイバーセキュリティソリューションの提供
(2)当社概要(予定)
| MUFG GMOセキュリティ株式会社 | |
| 会社名 | MUFG GMOセキュリティ株式会社(英文表記:MUFG GMO Security, Inc.) |
| 代表者 | 代表取締役社長 浜根 吉男 |
| 所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー |
| 株主 | 三菱UFJ銀行(50.1%)、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(40.0%)、GMOインターネットグループ(9.9%) |
| 設立日 | 2026年1月 |
| 事業内容 | 企業のサイバーセキュリティ対策支援 等 |
| 会社HP | https://mufg-gmo.security |