2025年11月5日~6日にバーレーンで開催された「DEF CON Bahrain」にて、GMOサイバーセキュリティ byイエラエは宇宙セキュリティに関するブースを出展しました。
「DEF CON Bahrain」は、世界最大級のサイバーセキュリティカンファレンス「DEF CON」と、アラブ国際サイバーセキュリティ会議&展示会(AICS)との公式パートナーシップにより実現した 本イベントは、中東地域における技術力の底上げとコミュニティ形成を目的とした、中東初のDEF CONです。

写真左から、取締役CGO 林彦博(りん ひこひろ)、グローバル戦略部 部長代理 韓欣一(かん しんいち)、慶熙(キョンヒ)大学 情報学部 助教授 チャン・デヒ氏、グローバル戦略本部 本部長 伊藤公祐

「DEFCON Bahrain」会場:Exhibition World Bahrain(バーレーン国際展示センター)
出展の背景
当社は、2025年8月7日~11日に米国ラスベガスで開催された「DEF CON 33」の「DEF CON Aerospace Village」にて宇宙セキュリティブースを出展したことをきっかけに、「DEF CON Bahrain」オーガナイザーのAlFaisal Sbia氏より招待を受け、今回の出展が実現しました。
イベントの様子
「DEF CON Bahrain」には世界各国からエンジニア、研究者、政府関係者などのサイバーセキュリティ専門家が集まり、当社は出展者の中で唯一のアジア企業として存在感を発揮しました。ブースには多くの方々にお立ち寄りいただき、宇宙セキュリティの取り組みに高い関心が寄せられました。
会期中は、Bahrain Space Agency、国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)をはじめとする政府機関、企業、研究者から幅広い来訪があり、活発な議論がかわされました。
また、11月5日にはバーレーンの皇太子兼首相であるサルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下が「DEF CON Bahrain」の各Villageを視察され、当社は展示を通じて宇宙セキュリティに関する取り組みをご紹介しました。 アジアからの出展として数少ない企業の一つである当社のブースは、多くの参加者から関心を集め、海外コミュニティにおける当社の先進性と存在感を示す結果となりました。

バーレーンのサイバーセキュリティ事情
バーレーンは、国家レベルでの防御体制強化を進めています。2020年には王令により国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)を設立し、重要インフラ保護、脅威情報共有、規制策定を統括。さらに、国際標準に準拠したガバナンスや人材育成を柱とする国家サイバーセキュリティ戦略を策定し、政府・企業・国際機関との協力を推進しています。こうした取り組みにより、ハブとして注目を集めています。
(参考)バーレーン国家サイバーセキュリティセンター(NCSC):https://tf-csirt.org/trusted-introducer/directory/teams/ncsc-bh-bh
今後の展望:中東でのビジネス展開
このようなバーレーンの先進的な取り組みを背景に、当社は、宇宙セキュリティを皮切りに、中東地域でのビジネス展開を積極的に推進します。金融やエネルギーといった重要インフラを狙う脅威が増す中、当社は高度な脆弱性診断やペネトレーションテスト、セキュリティコンサルティングを通じて、企業の防御力強化を支援します。さらに、現地パートナーとの協業や国際標準に準拠したサービス提供により、安心・安全なデジタル環境の構築に貢献します。私たちは、中東市場におけるサイバーセキュリティの信頼できるパートナーを目指します。