GMOインターネットグループでサイバー攻撃対策事業を展開するGMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社(代表取締役CEO:牧田 誠 以下、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ)は、「YRP横須賀リサーチパーク」で2025年7月23日~8月1日に、陸上自衛隊システム通信・サイバー学校に対し、セキュリティトレーニングを実施しました。
これは、陸上自衛隊システム通信・サイバー学校の教育課程であるサイバー共通課程における教育の一部を受託し、サイバーセキュリティの最先端で活躍する現役のホワイトハッカーが、最新の技術教育とセキュリティインシデント発生時の具体的な対応策について、演習を通じた実践的なトレーニングを行ったものです。
なお、GMOサイバーセキュリティ byイエラエは2024年にもセキュリティトレーニングを実施しており、2年連続となります。

【セキュリティトレーニングの概要】
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、各自衛隊のサイバー事案対処部隊の中核を担う人材を育成するサイバー共通課程の教育の一部を受託し、最新動向を踏まえた実践的なトレーニングサービスを提供することで、日本のサイバー防衛能力の向上に貢献しています。
本セキュリティトレーニングには自衛隊サイバー防衛隊をはじめとした陸海空3自衛隊に属するサイバー部隊の幹部から曹クラスまで、のべ70名程度が参加しました。
今回、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが提供したトレーニングでは、最新のサイバー攻撃手法をシナリオに反映しつつ、防衛省・自衛隊が高度化・複雑化するサイバー脅威に対応し得るトレーニングになるよう設計・構築しました。
■カリキュラム例
CSIRT(※1)座学 | チームとして効果的にインシデント対応するための考え方やノウハウを学習。 |
ペネトレーションテスト技術(※2) | システムの脆弱性を特定し、対策を講じる手法を学習。 |
デジタルフォレンジック(※3) | インシデント対応におけるフォレンジック技術を学習。 |
SOC(※4)ログ解析 | SOCにおけるログ解析技術を習得し、脅威を特定する方法を学習。 |
インシデント対応総合演習 | 架空の民間企業でインシデントが起きたと想定し、検知から対処及び報告までのシナリオを実習。 |
(※1)CSIRT:セキュリティインシデントに対応するための組織やチームのこと
(※2)ペネトレーションテスト:組織の情報システムやネットワークのセキュリティを評価するための手法。
(※3)デジタルフォレンジック:コンピュータやネットワーク、外部メモリなどから情報を収集し、法的証拠を見つけるための鑑識調査や情報解析を行う技術や手順のこと。
(※4)SOC:セキュリティオペレーションセンターのこと。

【GMOサイバーセキュリティ byイエラエのトレーニング開発者によるコメント】
■GMOサイバー犯罪対策センター 局長 福森大喜
この一年間におけるサイバーセキュリティ分野の技術的変化も踏まえ、陸上自衛隊システム通信・サイバー学校の皆さまと相談しながら、トレーニング内容を大幅にアップデートしました。参加された隊員の皆さまからは、国際社会およびサイバー空間における日本の現状を正しく認識し、強い危機意識をもって任務に取り組まれている姿勢が伝わってきました。今後も継続して、日本のサイバー防衛能力の向上に貢献していきたいと考えています。

■執行役員 公共担当 奥野史一
サイバー空間における脅威は国境を越え、日本の社会基盤や国民生活に直接的な影響を与えています。本トレーニングを通じ、防衛省・自衛隊の皆さまと共に「積極的に守る力」を研鑽できたことは、国際社会の責任ある一員として 大きな意義を持つと考えます。当社は、ホワイトハッカーとして培った技術力を最大限に活用し、引き続き日本のサイバー防衛力向上に寄与してまいります。

【GMOサイバーセキュリティ byイエラエについて】
(https://gmo-cybersecurity.com/)
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、国内最大規模のホワイトハッカーで組織されたサイバーセキュリティのプロフェッショナルカンパニーです。会社理念である「人を助ける信念を守るチカラに変えていく」ために今後も最先端の技術と実践的な教育を通じて、日本のサイバーセキュリティの強化に貢献していきます。また、「世界一のホワイトハッカーの技術力を身近に」を目指して、各種脆弱性診断、ペネトレーションテスト、セキュリティコンサルタント、SOCサービス、フォレンジック調査まで包括的にサイバーセキュリティ対策サービスをご提供します。