ブロックチェーンゲームの特性を考慮した脆弱性診断
- 「Eternal Crypt - Wizardry BC -」開発チーム様
「Eternal Crypt - Wizardry BC -」は1981年にアメリカで発表され世界中のユーザーを魅了した3Dダンジョン探索型RPG「Wizardry」を用いたブロックチェーンゲームです。先行リリース期間を経て2024年3月7日に正式リリースした本作ですが、先行リリース前段階のセキュリティチェックを当社にて実施させていただきました。開発チーム様にその時のお話を伺いました。
高水準なセキュリティが求められるNFT・ブロックチェーンゲーム
これまでのゲーム開発においても、脆弱性やチート対策には力を入れていました。ブロックチェーンゲームという特性上、一度オンチェーンに持ち出された資産は運営であってもコントロールができないため、ゲームをプレイするユーザー様に不利益が被らないよう、より高い水準のセキュリティが求められます。開発当初から脆弱性診断などセキュリティ観点での検証は必須だと思っていました。
複数社の中からお選びいただいた理由とその効果
GMOサイバーセキュリティbyイエラエ様とは以前から付き合いがあり、脆弱性診断の委託先を検討するにあたって最初に相談しました。他にも複数社に相談しており、特にスマートコントラクト部分については海外ベンダーも含めて検討しましたが、最終的にゲームに関する脆弱性診断実績が多いことや事前に実施する診断内容について詳しく話し合いすり合わせができたことがポイントとなり依頼することにしました。
実際に脆弱性診断を受けてみて、いくつか脆弱性が見つかったとご報告をいただきましたが、自分たちが見落としていたような脆弱性もあり、リリース前に対策が行えたため、あらためて診断を受けておいてよかったと思いました。 「Eternal Crypt - Wizardry BC -」は今後もゲームのアップデートに合わせて、新規機能開発が進みます。セキュリティ対策についてまた相談させてもらいたいです。
ゲームタイトル | Eternal Crypt - Wizardry BC - |
公式サイト | https://wiz-eternalcrypt.com/ |